「きちんと洗顔をして皮脂を取る。」
「ニキビ用の基礎化粧品で手入れをする。」
そうやって、きちんとニキビケアをしていれば、

中学時代からもう何年も、ずっと消えない顔のニキビ。
「ニキビに効く!」といわれる化粧品、サプリ、美顔器、エステ・・・
なんでも試したけど、治らない。もう、ニキビは体質だから仕方がない・・・
頬のニキビが消えたと思ったのに、朝起きたら別のところにまたブツブツが。
いったいこの繰り返しをいつまで続ければいいんだろう・・・。
こんなふうに、ニキビで悩んでいる人が、本当にたくさんいます。
あなたも、鏡を見るたびにため息をついて、 いつまでも消えないニキビにいらだつ日々を過ごしているかもしれません。
「一生懸命スキンケアをしているのに、いつまでもニキビがなくならない」
本当に憂鬱になりますよね。
私も肌トラブルで長年悩んでいたから、よく分かります。
だから、もし、あなたが、なくならないニキビで悩んでいるなら
少し私の話を聞いてくれませんか?
もしかすると、これまでのスキンケアが、
あなたのニキビを悪化させていたのかもしれません。
ほんの8年前までは、私も、
「ニキビで悩んでいるなら、しっかり洗顔をしたほうがいいし、
さっぱりした、油分の少ない化粧品を使うとニキビは治りやすい」
と思っていました。
でも、自分が化粧品メーカーとして独立して、
化粧品や肌について真剣に学ぶうちに、気づいたのです。
こうした「ニキビにいい」と言われているスキンケアでは、
ニキビの改善につながらないことに。
「そんなわけないじゃない!」と、思ったんじゃないですか?
今、あなたがそう思うのは当然です。
でも、もし、今よりほんの少し正しいスキンケアを知ることで、
これまでの努力よりもずっと簡単に、ずっと効果的に、
ニキビ肌を改善することができるとしたら・・・、知りたいと思いませんか?
今回、私が化粧品業界で学んだ正しいニキビケアの知識を、5つのポイントにまとめました。
なかには、あなたのこれまでの常識とは違うことが書いてあるかもしれません。
でも、ここで今、私の話を読んでいるあなたには、きっと役立つ情報だと信じています。
少し長いですが、正しいスキンケアを知っていただくため、ぜひお読みください。
そして、情報を手に入れたあなたは自分のお肌を守るために、これからどうすればいいか判断する材料にしてください。

ニキビは、毛穴に皮脂が詰まることで起こります。
だから、ニキビができると、だれでも皮脂を落とそうとします。
あなたも心当たりはありませんか?
脂取り紙を持ち歩いたり、
一日に何度も洗顔をしたり、していないでしょうか?
実はこのスキンケアは、ニキビの改善にはつながりにくいです。
皮脂は肌に必要なものだからです。
たしかに、皮脂がでるとニキビはできやすくなります。
でも、目を向けて欲しいのは、「なぜ皮脂がでているのか?」ということです。
皮脂には本来、健やかな肌を保つための、とても大切な働きが2つあります。
① 肌の表面でフタのような役割をして水分の蒸発を防ぐ
② 外界からの刺激から肌を守る
という働きです。
だから、皮脂を取り除いてしまうと、
無防備になった肌は乾燥して(役割①)、
外的刺激に弱い敏感な状態(役割②)になります。
そして、このように乾燥して、敏感になった肌は
自分を守るために、 もっともっと大量の皮脂を出そうとします。
だから、脂取り紙や洗顔で、どんなに皮脂をとっても
皮脂がなくなることはないし、それでニキビが改善することはありません。
では、一体、どうすればいいのでしょうか?
皮脂と上手につきあうだけでOKです。
まず、脂取り紙の代わりに、ティッシュで皮脂を取るようにしてください。
脂取り紙は、肌に皮脂を取りすぎてしまうため、おすすめできません。
ティッシュで軽くおさえるくらいで十分です。
洗顔についてはどうでしょうか。
一日の汚れやメイクをきちんと落とし、肌を清潔にすることは、ニキビの解決にも欠かせません。
ただ、洗い過ぎは肌を敏感にさせてしまいます。
朝晩の2回洗顔を基本として、どうしても皮脂や汚れが気になるときには、もう一度だけ行うといいでしょう。
洗う時には手に力を入れないこともポイントです。
ゴシゴシと顔をこすると、摩擦が起こって肌に刺激を与えます。
力を入れずに、やさしくなでるように洗ってください。
そして、洗顔料の選び方にも気をつけてください。
具体的には、
次のような洗顔料が、ニキビをなくすためにおすすめです。
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まず気をつけていただきたいのが『洗浄力』です。
ニキビを改善するのに、皮脂をとりすぎる強い洗浄力は必要ありません。
先ほどもいったように、強い洗浄力は皮脂分泌をさらに促進させます。
<皮脂を取り過ぎてしまいやすい洗顔料>
◆「ニキビ肌用」「オイリー肌用」「皮脂が気になる方に」というフレーズが書かれた洗顔料
洗浄力を強くしていることが多いです。
◆固形石けん
固形石鹸そのものに、皮脂を取りすぎてしまう性質があります。
ですから、余分な皮脂や汚れだけを落として、肌に必要な皮脂は残す洗浄力のマイルドな洗顔料を使うことが大切です。
肌に刺激を与えやすい成分を避けましょう。
また、皮脂がたくさんでている状態は、
肌の奥が乾燥して敏感になっていることがよくあります。
敏感な肌は刺激に弱くなり、肌トラブルを起こすので、
洗顔料はできる限り肌に負担をかけない、やさしいものでなくてはいけません。
繰り返しになりますが、肌トラブルを起こすと、肌は皮脂を出します。
そして、その皮脂は毛穴につまってニキビになります。
だから、次のような洗顔料を選んでください。
まず、一般の洗顔料に「泡立ちをよくする」ことを目的に使用される成分として、石油系の界面活性剤があります。
石油系の合成界面活性剤には、 肌に残りやすく 洗い流しにくいという性質があり、 肌に刺激を与えます。
他にも、香料・着色料・アルコールなどを配合した洗顔料は避けていただきたいと思います。
このように、皮脂が止まる洗顔料をきちんと選んで、肌にやさしい洗顔をおこなえば、皮脂の過剰な分泌がグンと落ち着くということが十分考えらます。
その結果、ニキビのできにくい肌をつくることができます。
ニキビを防ぐ洗顔料選びのポイント・まとめ
①洗浄力の強い洗顔料で皮脂をとりすぎると、 余計に皮脂が出て、ニキビを悪化させる。
②洗顔料は、皮脂をとりすぎない、 洗浄力がマイルドなものを選ぶ
③敏感肌に合った刺激の少ないものを選ぶ。
この3つがわかれば、あなたのニキビ改善は半分成功したようなものです。
では、続けてあとの半分をお話ししましょう。
次にお話しするのは、「洗顔以上に大切なこと」です。
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ニキビを治したいから、「ニキビ用」の化粧品を使う。
というのは、とても筋の通った考え方です。
でも、ちょっと考えてみてください。
「ニキビ用」の化粧品を使っていて、ニキビは治りましたか?
もちろん、ニキビ用化粧品がニキビに有効な場合もあります。
(これはあとで詳しくお話します)
でも、『ニキビ用化粧品が、ニキビを悪化させてしまうことがある』という事実も
知っておくといいと思います。
これは、ニキビでお悩みの方のほとんどが気づいていないことです。
詳しくお話しましょう。
ニキビ肌用化粧品は、次の4つのタイプに分けることができます。
①使用感が「サッパリ」している化粧品
② 肌につけると、スーっと清涼感がある化粧品
③「引き締め効果」「収斂作用」のある化粧品
④肌を「殺菌」する化粧品
①「サッパリタイプ」の化粧品
このタイプの化粧品は、べたつきがなく使い心地がいいのでニキビや皮脂でお悩みの方がよく好まれます。
問題は、それ単体では「保湿」ができないということです。
保湿と言うのは、ただやみくもに肌に水分を与えることではありません。
水だけを与えても、すぐに蒸発して、肌は余計に乾燥してしまいます。
だから、化粧水の後には必ずクリームや美容液などの油分の入った化粧品で、
肌にフタをしなくてはいけません。
ところが、クリームや美容液といったトロっとした質感の化粧品は、
「余計皮脂がでるんじゃないか」「ニキビができるんじゃないか」
いうイメージがあって、 使われていないことが多いです。
これでは、肌は乾燥するばかりで、 ニキビの原因となる皮脂を止めることはできません。
②肌につけるとスーっとする化粧品
スーっとするのは、化粧品の中に揮発性の高い成分(おもにアルコールです)が
配合されているからです。
揮発性が高いため、肌につけると瞬間に蒸発し、それが清涼感につながるのです。
ただ、敏感な肌にはこのアルコール自体が刺激となるうえ、 蒸発に伴って水分を奪われるので肌の乾燥が進みます。
③引き締め効果や収斂(しゅうれん)作用のある化粧品
このタイプの化粧品も、ニキビや皮脂でお悩みの方が好まれます。
皮脂がたくさんでていると毛穴は常に開いた状態になります。
だから、このような化粧品を使って、毛穴がきゅっと目立たなくなると嬉しいですよね。
でも、このタイプの化粧品も、②と同じで、アルコールを用いたのがほとんどです。
毛穴が目立ちにくくなるのも、一時的な効果なので、効果を求めて繰り返し使用する方が多くいらっしゃいます。
そのたびに、肌は刺激を受けて弱くなり、よけいに皮脂をだそうとします。
これらの「ニキビ用化粧品」に共通しているのは、
「使ったときの気持ちよさ」「使い心地の良さ」を基準に使われることが多いという点です。
でも、「使い心地が気持ちいいこと」が、「肌にとっていいこと」とは限りません。
こうした肌に刺激を与える化粧品を繰り返し使用しても、ニキビがなくなってしまうことはありません。
使えば使うほど、肌の乾燥や敏感肌を促進し、ニキビができやすい状況をつくってしまいます。
④ 肌を殺菌する化粧品。
これも、ニキビ用化粧品に多く見られるタイプです。
ニキビは、毛穴につまった皮脂にアクネ菌が発生することで、どんどん悪化していきます。
だから、この菌が増えないよう殺菌するのは、有効な改善方法です。
ただ、過剰な洗顔や肌の乾燥によって敏感になった肌、すでにニキビが炎症し、赤くなっている肌には、こうした殺菌するための成分が強すぎる場合があります。
その結果、ニキビの炎症が悪化したり、肌にアレルギー反応が起こったりします。
「ニキビ用化粧品をつかってニキビが悪化する」なんてものすごく残念ですよね。
だから、単に「殺菌効果があるから」とか、「殺菌成分が多いから」といった理由だけで化粧品を選ぶことはおすすめできません。
ニキビを悪化させやすい化粧品・まとめ
① ニキビ用化粧品は、「使い心地の良さ」を重視しているものが多い
② ニキビ用化粧品には、刺激の強いものが多い。
このようなニキビ用化粧品が、ニキビにまったく効果がないのか? というとそんなことはありません。 ニキビがよくなることはあります。 でも、その効果はすぐになくなります。 なぜなら、
ニキビ用化粧品は「今あるニキビに対処する」、 一時的な役割しかないからです。
ニキビケアにとって大切なことを、見逃してしまっているのです。
もしあなたが、「とにかく今だけニキビがなくなればいい」というなら、 ニキビ用化粧品を使用するのはひとつの選択肢です。 ただ、ニキビがさらにひどくなったり、増えたりするというリスクも 十分に理解しておいてください。
でも、あなたが本当に望んでいることは、今はもちろん、
「これから一生、ニキビに悩まない」ことだと思います。
それなら、次のこともぜひ知っておいてください。
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もしあなたが10代なら
これまでの話と矛盾するようですが、
あなたが10代なら、ニキビ用化粧品は有効です。
少しニキビ用化粧品を使うだけで、ニキビのないキレイな肌になれるでしょう。
一度ニキビがなくなったら、もう一生ニキビと関わることはないかもしれません。
それも十分可能です。
でも、あなたが25歳を過ぎているなら、ニキビ用化粧品でニキビと縁を切ることは難しいです。
それは、あなたの肌が、「ニキビのできやすい肌」になっている可能性が高いからです。
これが、いわゆる『思春期ニキビ』と『大人ニキビ』の違いです
繰り返しになりますが、ニキビは、皮脂が毛穴につまることで起こります。
10代のころは、ホルモン活動が活発になるため、皮脂がたくさん分泌されます。
その皮脂が毛穴につまって、ニキビになります。
でも、この年代(10代)の肌には、水分がたっぷり保たれているため、肌自体は健康です。
ですから、ホルモン活動が収まり、皮脂の分泌が正常になれば、
自然と、毛穴に皮脂はつまりにくくなります。
だから、思春期ニキビは一時的なのです。
しかし、大人になってからの肌は状況が違います。
年齢を重ねるごとに、肌は水分を失います。
すると、肌は硬くなり、ごわつきます。
また、乾燥によって肌の生まれ変わりのリズムが乱れ、
要らなくなった角質がどんどん肌の上に溜まっていきます。
その一方で、大人になると、ホルモン活動以外にも、皮脂のでる理由が増えていきます。
最初にお話したような肌の乾燥、ストレス、食生活、間違ったスキンケア、生活環境などなど。
肌が乾燥して硬くなっていると、このように分泌された皮脂が外に出きらず、毛穴につまってしまいます。
古い角質が毛穴をふさいでいることもあります。
その結果、ニキビが生まれるのです。
おわかりいただけたでしょうか。
同じニキビでも、思春期ニキビと大人ニキビは、肌状態が異なるのです。
そのため、同じニキビ用化粧品を使用しても、「毛穴がつまりやすい肌」になっている大人の場合は、ニキビが繰り返し発生してしまいます。
「学生の頃から何年もニキビに悩んでいる」という人は、こうした肌の変化に気づかないまま、思春期ニキビと同じニキビケアを続けていることが多いです。
だからと言って、「じゃあ、いままでのニキビケアは間違いだったのか」と、
がっかりすることはありません。
これから、現在のあなたの肌にあったニキビケアを始めればいいのです。
それは、「毛穴のつまりにくい肌」をつくるケアです。
「毛穴がつまりにくい肌」とは、健康なやわらかい肌です。
たっぷりの水分をふくみ、柔軟性のある肌なら、皮脂がでても、毛穴につまることはありません。
具体的には、次の二つの方法でつくることができます。